今日は「バランスの科学」⑥ですが、前回に引き続き身体のバランスについてです。
<バランスと動きの関係>
身体の動きは複雑に見えても三つの動きに分けられる事ができる。身体の動きは色々な動きが重なり合い非常に複雑に見えます。しかしこれを次の三軸に分けることで少し分かりやすくなります、
1、前屈・後屈 = ピッチング(左右軸周りの回転運動)
2、側屈(左右) = ローリング(前後軸周りの回転運動)
3、回旋(左右) = ヨーイング(上下軸周りの回転運動)
この三つの軸の回転運動ですべての動きをとらえる。そして左右軸・前後軸・上下軸のそれぞれの軸を上手に修正することで、身体を自由自在にコントロールする事ができる。
自分で行う三つの軸の確認方法です![]()
ピッチングの動きは見極めは難しいので前屈と後屈を行い、それぞれ前屈と後屈をした時に大きく呼吸をしてみます。呼吸をしやすい方に重心があると考えます。前屈で呼吸がしやすければ前重心で、後屈で呼吸がしやすければ後重心の傾向が強いです。


※実際に計測する方法はありますが、あくまでもセルフで実施する時の目安になります。
ローリングの動きは左右に側屈をしてみます。倒しやすい方の足が軸足なります。右に倒しやすい時は右重心、左に倒しやすい時は左重心となります。わかりにくい時写真のように誰かに骨盤をしっかり固定してもらうとわかりやすいです。


ヨーイングの動きは左右に回旋します。回旋しやすい方に身体がねじれております。右にねじりやすい時は右に、左にねじりやすい時は左にねじりが強いです。自分でわかりにくい時は写真のように誰かに骨盤をしっかりと固定してもらいましょう。


セルフで三軸のチェックを行う際は足のスタンスに注意が必要です。左右のつま先をまっすぐに揃えて下さい。左右で立ち位置が違うと計測結果が違う場合があります。後で紹介しますが、立ち位置の足のスタンスで人の重心位置は大きく変化します![]()
写真のモデルの選手を例にするとピッチングは前、ローリングは右、ヨーイングは右となり、動きの特徴は右前方の動きは得意としますが、左前と右後方に移動するときに反応が遅れると推測できます。
このような方法で自分の現時点での特徴を抑えると言う事は自己管理をしていくうえでとても重要なことになります。動きで苦手な方向があるのは現時点での自分のバランスの状態が大きく影響しています。
では、自分の状態がわかったところで実際にどのように修正していくかは次回の「バランスの科学」⑦でご紹介します。お楽しみに![]()

